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一般歯科

できるだけ抜かない・削らない治療を
心掛けています

「歯は一度削ってしまうと、二度と元に戻ることはない」ということをご存知でしょうか。治療をすると被せ物や詰め物で、一見歯が強くなり治ったような気持ちにはなりますが、実際は削れば削るほどに天然歯の寿命は短くなってしまいます。

当院では、できる限り「抜かない・削らない」治療に取り組むことで、患者様ご自身の天然歯を残すことに力を入れています。

患者様お一人お一人のお口の状態は違います。あなたに合う治療方法・ケアプランをご提案いたします。将来的な健康も見据えて、計画的にお付き合いしていきましょう。

 

歯を保存したい方へ

虫歯とは

ミュータンス菌と呼ばれる口内の虫歯菌が、食べ物や飲み物に含まれている糖分を分解して作り出した酸によって、歯が溶けた状態を虫歯といいます。実はこの虫歯菌は、ほとんどの人の口の中にいる細菌です。砂糖などの糖分を多く含む食べ物は、特に細菌に好まれます。

最初は痛みがありませんが、進行とともに徐々に痛みを伴うケースが多く、歯の神経まで影響が及ぶと激しい痛みの原因になり、さらには全身に細菌が回ってしまう場合もあります。

虫歯の原因

前述の通り、虫歯菌(ミュータンス菌)は食べ物や飲み物に含まれる糖分を栄養として増殖し、虫歯菌の周囲にネバネバしたノリのようなもの(グルカン)を作り出します。このグルカンによって、歯にも細菌同士も強力に付着し、さらに増殖して、歯の表面に白い汚れとなって目に見えるようになったものを歯垢(プラーク)といいます。

虫歯菌は、糖分を分解しグルカンを作り出すと同時に酸を生み出すため、口の中は酸性になります。

通常、口の中は中性~アルカリ性(pH7以上)が望ましいとされています。歯の表面のエナメル質(身体の中で最も硬い組織)はpH5.5(pH7=中性、pH7以下=酸性)を下回るとミネラル分が溶けだしてしまいます(脱灰)。唾液には緩衝作用があるため、30~40分ほどで口の中は元の状態に戻り、溶け出したミネラル分が歯に戻ります(再石灰化)。通常は、この脱灰と再石灰化のバランスが正常に保たれていれば、虫歯になることはありませんが、頻繁に糖分を含む食べ物や飲み物を摂取したり、歯垢(プラーク)が付着したままになると、酸性の状態が長く続くようになり、脱灰が頻繁に起こり虫歯になってしまいます。

虫歯のはじまりのサイン

歯の表面に透明感のない白い濁りが見られると虫歯の始まりです。歯垢(プラーク)の蓄積は、虫歯だけでなく、歯茎が赤く腫れたり、歯ブラシを使うと出血するなどの症状(歯周病)も引き起こします。

初期治療の大切さ

虫歯になってしまった際、痛みを痛み止めで誤魔化してしまう方もいらっしゃるようですが、悪くなることはあっても良くなることは決してありません。虫歯は自然治癒しないため、我慢をし続けたとしても痛み止めが効かなくなった頃に歯科へと足を運ぶことになります。

虫歯は、ごく初期のうちに発見して適切な予防を行うことで、治療をせずに済む場合もあります。例え削って治さなければいけないほど進行していている場合でも、早い段階であればあるほど、失う可能性を低く抑えることができます。

 

根管治療

小さな虫歯であれば、虫歯の部分を削って詰める治療が主体になります。
しかし、虫歯が深い場合や歯の根元の病気を生じている場合に必要となる治療を根管治療といいます。
根管治療を行うことで歯の痛みを解消し、抜歯をせずに歯を残すことを目的とします。

ラバーダム防湿による治療

当院では、根管治療の際にラバーダム防湿を採用しております。

ラバーダムとは、うすいゴムのシート状のもので、治療部位以外を覆ってマスクのようにして使用します。治療中に、根管内に唾液(細菌)が侵入するのを防ぐために非常に重要な役割を持ち、根管治療の際に使用する薬剤から粘膜を保護したり、リーマーやファイル(根管治療用の針のような器具)の誤飲・誤嚥防止にも役立ちます。

また、根管治療の成功率(治療後の根管に再発しない確率)にも差がでることが分かっており、使用した場合の初回成功率は「約90%」に対し、使用しなかった場合は「約50%」と格段に確立が落ちています。

  このように非常に有効なラバーダム防湿ですが、日本ではあまり採用されていないのが現状です。理由としては、術者の慣れが必要な点と保険請求の対象になく、実質無料提供となる点でしょうか。

  当院では、成功率の向上はもちろんのこと、「患者様にとっての最良の治療」をご提供すべくラバーダム防湿を開業当初から変わらず採用しております。

  ※ラテックスアレルギーをお持ちの方は、ご遠慮なくご相談ください。

 

マイクロエンドシステム Wave One

根管治療の際のNiTiファイルの操作性をよりスムーズに正確に行うことができ、治療時間・回数を格段に減らすことが可能です。

なくなった歯が気になる方へ

入れ歯・義歯のご提案

歯がなくなり噛めない状態、入れ歯が合わない方へ。ご安心ください。お一人おひとりにオーダーメイドの装置ができるように治療をご提案します。
口の中は髪の毛1本を見分けることができるほど敏感です。そこに大きな入れ歯を入れて使いこなすことは、とても大変なことであり、容易ではないでしょう。当院では、患者様にとっての「最良の入れ歯」をご提供したいと考え、安易に製作をお受けするのではなく、じっくりお話をお聞きし、希望はもちろん、お悩みの根本的な解決にも取り組んでおります。
入れ歯・義歯は、ただ歯茎の上にのっているものではありません。口の中の様々な筋肉や歯茎の軟らかい部分、硬い部分、また開閉口時の運動に入れ歯がフィットしていなければならないので、入れ歯の製作は慎重に行わなければなりません。熱伝導性がよく、厚みを薄くすることができる金属床も、高度な製作技術を要するものです。当院では、お一人おひとりにとって、より自然に機能回復できるような「最良の入れ歯」を様々な種類の入れ歯・義歯を導入しております。
入れ歯は痛くて噛めない、すぐに外れる、食べ物の味が分からない、見た目が悪くて人前で笑うことができないなどのお悩みを抱えている方、旅行やおしゃべり、おいしい食事と快適な人生に向けて足を一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。一度、当院にご相談ください。 

メリット

・費用が安価である 
インプラントは1本平均15万円以上の費用がかかります。入れ歯は自由診療でもインプラント1本分程度の費用でできます。

・外科的な処置(手術)を必要としない
特殊な場合を除き、通常、外科的手術は必要ありません。高齢になるほど気になるのが、全身状態との関係ですが、入れ歯の場合、極力安全に製作することができます。

・治療期間が短い
インプラントなどの外科的治療は半年~1年半ほど必要とすることが多いです。ほとんどの入れ歯は、2か月ほどで製作可能です。(入れ歯のみの治療の場合)

・清掃がしやすい
ご自身で取り外しが可能なため、直接目で見て清掃できるため、清掃性がよいです。

 

デメリット

・慣れるまでに時間がかかることがある
入れ歯は、人工的なもののため、口の機能(食事・おしゃべりなど)に順応するまでに少し時間がかかることがあります。

・見た目が良くない場合がある
健康保険の部分入れ歯の場合、残っている自分の歯に金具(針金)をひっかける必要性があります。これが、前歯にかけなければならない場合、見た目が良くなくなることがあります。

・残っている歯に負担がかかることがある
部分入れ歯の場合、残っている歯に金具(針金)をひっかけるため、その歯に力の負担がかかってしまいます。

・噛む力が弱くなることがある
自分の健康的な歯の噛む力に比べると、入れ歯は通常1/10以下の力になるといわれています。精密な義歯の場合、その力を増すことはできますが、健康的な自分の歯に比べるとやはり弱いです。

※これらのデメリットは、自由診療を視野に入れることで改善すること場合があります。詳しくは当院にてご相談ください。

 

治療の流れ・定期健診(アフターフォロー)

1.まずはご予約ください

お悩み・ご相談をじっくりお伺いして、お一人おひとりにあった最良の治療方法をご説明ご提案いたします。

2.検査・診断

今の状態を精密に検査し、検査結果とそれによる最良の治療方法についてご説明させていただきます。

3.型取り(印象採得)

特殊な材料と方法でお口の型取りを行います。

4.噛み合わせの位置決め

かみ合わせの上下左右の位置決めを行います。

5.試適

必要があれば、試適作業を行います。

6.入れ歯・義歯の装着

完成した入れ歯・義歯を装着していただきます。
最終調整および入れ歯・義歯の装着方法をご指導いたします。
当院では入れ歯・義歯を入れて終わりという治療は行っておりません。歯医者でかむ位置と、リラックスできるご自宅でお食事を摂っていただくときにかむ位置は微妙に異なると思います。私たちは、実際にご自宅でご使用いただいた上での調整が最も大事であると考えております。

 

7.調整

個人差はありますが、1~3か月ほどは細かい調整を行います。

8.定期健診・アフターフォロー

どのような入れ歯・義歯でも1~3か月間隔で、定期的にチェックさせていただきます。歯茎の状態、噛み合わせの状態、入れ歯・義歯の破損やお手入れの状態などを定期健診で診察し、不具合を事前に察知することでストレスのないケアを行います。